エスケープ・フロム・タウン どこか遠くへ

アメリカ、メキシコ湾にほど近い田舎町。毎日が退屈で、町の人たちは保守的、失業者も溢れていた。若者たちは暇を持て余し、町を出ることばかり考えていた。バディもそんな若者のひとり。妻のマリー、その弟ファーガソンと3人暮らし。だが窃盗を○し、現在は仮出所の身。前科のため定職にも付けず、うだつの上がらない日々を送っていた。ある日バディは同じ境遇の悪友トミー、EJと銀行強盗することに。その際トミーが思わず、銀行員を殺してしまう。盗んだのはたった800ドル。3人は「なかったこと」にして、犯行に使った銃と車を処分し、普段の暮らしに戻る。しかし幼なじみでマリーの元恋人、警官ウェインがバディの身辺を調査。捜査の手がバディに忍び寄る。たまらずバディはマリーに、事件に関わったことを告白。しかし「俺は撃ってない」と主張する。「このまま町にいては捕まっちまう!」3人はとうとう第2の犯行を決意。バディはマリーに「今夜町から出よう」と伝え、現場に向かった…。(1999年制作・米国・日本語字幕)

キャサリン・ハイグルの血まみれのドレス

ホラー小説の父と呼ばれるエドガー・アラン・ポーの子孫である小説家イーサン・ポーは、次の本の準備の為に小さな町にやってくる。そこで、アンという女性と知り合い恋に落ちてしまうが、彼女の周りでは次々と奇怪な殺人事件が起きていく。容疑者にされたイーサンは自力で、犯人探しを始めるのだった…謎解きの面白さと、ゴア度数の高いスプラッター描写で以前からホラー・ファンの間で話題になっていた傑作の登場である。さらに、人気沸騰のキャサリン・ハイグルを始め、若手人気俳優を一同に集結させたキャスティングも見逃せない。(2003年制作・米国・日本語字幕)

ビキニ・キラー 真夏のくい込み殺人

くい込み水着で溢れかえる、フロ○ダのビーチが鮮血で染まる!!旅行でフロ○ダを訪れた6人の大学生たちに襲い掛かる、黒い影。一人、また一人と血に染まっていく若い肉体。犯人の目的は何か?衝撃のラストまで、目を背ける事が出来ないジェット・コースター・ストーリー。アメリカのTVドラマで活躍する息のいい若手俳優を多数起用!さらに、ストーリーの鍵を握る重要なキャラクターに、あの伝説のミュージカル映画『グリース』のジェフ・コナウェイが、久しぶりの映画出演。往年の映画ファンには、嬉しいニュースと言えよう。『スクリーム』『ラスト・サマー』のニュー・スタイル・ホラーの流れを汲みながら、ミステリーの要素が強い本作は、舌の肥えたホラー・ユーザーも納得させる、隠れた傑作である。(2001年制作・米国・日本語字幕)

リトル・ガール・ロスト ~娘よ~

ティムとクララは仲のよい夫婦。彼らにはふたりの娘がいる。ひとりはケリーで、もうすぐ高校を卒業。そして6歳になる娘テラ。テラには本当の親がいたが、1歳の頃にティムたちの元へ里子としてやって来た。家族の愛を一身に受けて育てられた一方、定期的に保護観察員に連れられテラは実家へ戻るという生活を送っていた。しかしある日、実の父親に性的○待をされているとテラがクララに告白。クララは完全なる養子として彼女を引き取ろうとするが、テラの証言が証拠不十分ということで申し出が却下されてしまう。しかも、里子期間の終了を告げられ、テラと離ればなれに。ティムとクララは弁護士を立て、テラの親権を得ようとする。そこで紹介されたのがTV局に勤めるアンドレア。彼女と共に、メディアを通じて自分たちの正当性を世間に訴え、テラを取り戻そうとする。(1988年制作・米国・日本語字幕)

デコレーション・デイ 30年目の勲章

戦後から30年。長年判事として働いていたアルバートは定年退職し、池のほとりでひっそりと暮らしていた。妻ビクトリアには先立たれ、今は愛犬のリッシーとお手伝いのロウィーナとのんびりとした毎日を送っている。ある日、近所の若者ビリーがアルバートの元を訪れる。ビリーはアルバートのことを実の父のように慕っていた。それもそのはず、ビリーの父とアルバートは幼なじみ。ビリーが面倒を見ている黒人の老人ジーのことを相談しに来たのだった。その昔、アルバートが兄のように慕っていたジーは第二次世界大戦で従軍しており、30年後の今、彼の功績をたたえて政府からメダルを贈られることになった。しかし、ジーは「何を今更…」と頑なに拒否していると言うのだ。アルバートは勲章を受けとるよう説得するため、久々にジーの元を訪れる。ジーの口から発せられた、拒否の理由とは…。主人公アルバートを演じるのは、ジェームズ・ガーナー。3度のゴールデングローブ賞、2度のエミー賞を受賞したアメリカの名優で「大脱走」「恋するパリジェンヌ」が代表作。そんな彼が実直な元判事を熱演。さらには「マトリックス」のモーフィアスを演じたローレンス・フィッシュバーンも客演。全映画ファン必見の作品!(1990年制作・米国・日本語字幕)

別れの時 ホームタウン・イン・ジョージア

アメリカ・ジョージア州はブルーリッジ山脈。自然豊かなこの地に、アニーは何十年も暮らしている。夫ヘクターは5年前に他界したが、今でもその存在を近くに感じている。○○は5人産んだが、ふたりを亡くし、3人は独立。しかし気のいい隣人たちと楽しく暮らしていた。ある日、土地ブローカーがアニーの家に訪れる。彼女の所有する広大な土地をぜひ買いたいと。ちょうど同じ頃、息子ディラードも久々に帰ってきた。彼はカントリー歌手で、この田舎で凱旋コンサートを開くことになっていた。ディラードは田舎にひとり母を残していることに不安を感じていた。意を決して母に、自分の住むフロ○ダに来てほしいと言うのだが、この土地に愛着を感じるアニーは戸惑う。田舎を離れるべきか、それとも残るべきか。悩むアニーの出す結論は…?ディラード役は国民的歌手・フォークシンガーとしても名を馳せた、故ジョン・デンバー。アニーを演じる主演ジェシカ・タンディは「ドライビングMissデイジー(1989)」に主演し、アカデミー賞主演女優賞を勝ち取った名優。そんな豪華キャストで贈るヒューマンドラマ。(1987年制作・米国・日本語字幕)

希望の翼 最後に帰る場所

アメリカのある田舎町で、小さな町新聞を発行している老人ジェイク。現在は妻パスティン、孫のロニーと3人暮らし。息子のヘンリーとは元々折り合いが悪く、現在彼はヨーロッパに軍人として出征中で故郷を離れている。ある日、ヘンリーの後妻だというフランシーンが一家のもとへとやってくる。彼女はヘンリーの子を身ごもっていた。しぶしぶそれを受け入れるジェイク。そして戦争が終わる。音信不通となり死んだものと思っていたヘンリーが帰ってきた。その姿を見てホッとしたのかジェイクは倒れてしまう。一方ヘンリーは戦争の後遺症で悩まされ、精神が不安定に。そんな父を見てロニーは「家族の心がバラバラになってしまったのは、父がいない間に家族を支えられなかった僕のせいだ」と自分を責めてしまう。心が離れてしまった家族が再び元に戻る日が来るのか…。ヘンリー役は「めぐり逢えたら」「インデペンデンス・デイ」のビル・プルマン、ロニー役はTVドラマ「天才少年ドギー・ハウザー」で有名なニール・パトリック・ハリス。戦争がもたらす悲哀を描いた作品です。(1988年制作・米国・日本語字幕)

ルーム・アップステアーズ 空き部屋あります

主人公リアは障害を持つ○○達が通う矯正施設で働く有能な指導者。その一方で大きな一軒家を共同アパートとして運営していた。あまり他の入居人たちに関心がないらしく、自分もプライベートなど多くは語らない。住人達とは適度な距離を保って、毎日を送っていた。そこへ新しい入居希望者トラヴィスが現れる。彼が入居して、すべての部屋が埋まった。いろんな住人と交わることで少しは他人へ心を開くようになっていくリアだったが、施設でひとりの問題児に裏切られる。さらには入居人夫婦のかたわれエリーの自殺未遂が…。自分の、他人への不振や無関心さを反省したリアはトラヴィスの助けも借りつつ、自分を変えていこうとする。日本でも話題になったTVドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」主演のサラ・ジェシカ・パーカー若かりし頃の作品。(1986年制作・米国・日本語字幕)

ライセンス・トゥ・キル 殺しのライセンス

高校を優秀な成績で卒業した少女リネット。彼女には明るい未来が待っているはずだった。しかし飲○した男トム・フィスクが運転する車と衝突。病院に運ばれるも、手当の甲斐もなく彼女はこの世を去った。リネットの父ジョンは、トムへの復讐を誓う。傷心の妻ジュディスを顧みず、何度も法廷へ足を運ぶジョン。しかし担当検事のソーヤーは裁判の延期を主張するばかり。イライラが募るジョンだった。ジュディスはしばらく家事を放棄するほど落ち込んでいた。家を空けることの多かったジョンも彼女へ歩み寄り、ふたりで裁判の日を迎えることに。果たして判決は…?飲○運転致死という、日本でも注目度の高い話題をテーマにした作品。敏腕検事ソーヤーを演じるのは、あのオスカー俳優デンゼル・ワシントン。訴える側と訴えられる側の心情を見事に描き出したヒューマンドラマです。(1983年制作・米国・日本語字幕)

レスティング・プレイス 安息の地

時は1972年、ベトナム戦争真っ只中のアメリカ。とある田舎町へレアードはやってきた。遺族支援士官として、名誉の死を遂げたドワイト・ジョンソン中尉の遺体を両親に届けるためだ。しかし事件は起こる。墓地の白人所有者が「黒人の埋葬は受け入れられない」と言うのだ。レナードは戦死したドワイトの優秀さを証明し、叙勲させることで事態の収拾を試みた。ドワイトの部下たちに話を聞いて回るが「いい上司だったが…」というあやふやな言葉ばかり。ある者は証言を拒否する始末。いったいドワイトの戦死の裏に何があったのか…。ドワイトの父ルーサーを演じるのは「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー賞助演男優賞を受賞した名優モーガン・フリーマン。そして「レイジング・ケイン」「クリフハンガー」のジョン・リスゴーが主人公レアードを熱演。(1986年制作・米国・日本語字幕)